第2回国際理解講座 講師 JICA OB会 平田 すみれ 氏

2024.05.22 国際交流学校行事

 平田さんが JICA 青年海外協力隊員 として、ボリビアに2年間滞在された際の経験をお話しいただき、ボリビアでの活動の様子を興味深い内容で教わりました。

 

 首都ラパスに滞在しながら、現地大学生への支援活動を中心に行っておられました。

 

 ラパスは標高3,680mと、立山連峰 (3,015m) よりも高く、富士山 (3,776m) の標高に近い都市であるため、酸素が薄く、体力や体重が落ちやすいそうです。

 

 ラパスに到着して最初にすることは酸素吸入です。徐々に高地にからだをならし、高度順化(じゅんか)するためです。森林限界を超えているため、森林は見られず、高山植物が自生しています。

 

 また、標高が高いため、昆虫なども全くいなく、台所にゴキブリが出るなどということはありません。

 

 ボリビアでは誕生日にホール・ケーキを顔に押しつけてクリームだらけにする習慣があり、平田さんも経験されたそうです。

 

 ラパスの人口はおよそ100万人程度で、治安も良く、夜でも全く危険ではありません

 

 講演後、生徒からのストレートな質問にも時間を惜しまずに応答していただき、とても有意義な講座となりました。 

 

 次回の国際理解講座も楽しみです。